平成の次の元号「令和」が始まりましたね。
皆さんどうですか?
令和に慣れましたか?
私はまだちょっと時間がかかりそうです。
さて、今回は元号に関する雑学をご紹介します。
元号は「大化」から「平成」までの1374年間で、実に247回も変わりました。
そして、その多くは5年前後で改元されています。
コロコロ変わり過ぎですよね。
というのも昔は、疫病が広がったり地震が起きたりすると「縁起が悪い!」とすぐ変えていたんです。
逆におめでたいことがあっても変えていました。
例えば、真っ白い雉(キジ)を見つけて縁起がいいからと元号を「白雉(はくち)」にしたり…
結構やりたい放題ですよね。
明治から「1人の天皇に対して元号は1つ」と定められたので、近年では元号がコロコロ変わらずに長く続くようになったんです。
なので、元号で最も長いのは…
64年の昭和です。
この長さは圧倒的です。
2位は45年の明治。
3位は35年の応永
そして4位が31年の平成です。
正直「平成の31年って短いなぁ」なんて思いませんでしたか?
これは単に昭和が異常に長かったからそう感じているだけです。
なぜ、こんなに長かったかというと…
父親である大正天皇が早くに亡くなり、昭和天皇が若くして即位後とても長生きされたからです。
なんと25歳から87歳まで務められました。
凄いですね。
なので昭和の1つ前である大正は14年と、とても短いのです。
ちなみに、最も短い元号は74日の「暦仁(りゃくにん)」
みじかっ!!
2ヶ月ちょいとか、変わったことさえ気づかない人もいそうですよね。
一説によれば、暦仁(りゃくにん)が略人(りゃくにん)と認識され、この世から人々が略される(死んで消えてしまう)という風評が広まったため変えたそうです。
元号を決めるときは慎重にならないといけませんね。
現在では元号は、漢文学や国文学関連の大学教授ら有識者が候補を考案して、閣議で決定しています。
一応条件が6つありまして、
■国民の理想としてふさわしいような、よい意味を持つものであること。
■漢字2文字であること。
■書きやすいこと。
■読みやすいこと。
■これまでに元号または送り仮名として用いられたものでないこと。
■俗用されているものでないこと。
あとは頭文字のアルファベットが被らないことですね。
ただ「1人の天皇に対して元号は1つ」とされているにも関わらず、天皇自身で決めることができません。
新しく即位する天皇が自分で決めて発表する方が、しっくりくる気がしますけどね。
それに私が天皇だったら自分で決めたいですもん。
話は変わりますが、平成(ひろなり)と令和(のりかず)という奇跡の兄弟がいるらしいです。
ひろなりさんは平成にちなんでつけられたそうですが、令和(のりかず)さんは全くの偶然だそう…
この兄弟の親御さんに3人目の名前をつけるとしたら、と聞いてみたいですね。