コンセントの写真をよく見てください。
左の穴の方が若干長いのが分かりますか?
実はすべてのコンセントがこのようになっています。
ではなぜ左右で穴の長さが違うのか、
それは安全性を保つためなのです。
コンセント右側の短い穴は電気が通ってくる穴で「ホット」と呼ばれ、コンセントの奥から機器にむかって電気が流れてくる穴です。
反対に、左の長い方は「アース」といい、
機器の不良などで通常よりも大きな電圧の電気が流れたときに、その電気を逃がす役割をしています。
例えば、もしなにかの事故で高圧の電気が「ホット」から流れてきてしまった場合に、
「アース」が地面に逃がしてくれるのです。
コンセントの左右の穴が違うからといって基本的にはどちらを挿しても問題ないのですが、AV機器に限りコンセントを正しく挿すと画質や音質が向上する場合があります。
コンセントのコードで、白い線の印刷されたほう、もしくは文字が印刷されている側がアースとなっています。
実はこのアースが雑音を逃がす役割も担っています。
ちなみに、コンセントのプラグには穴が空いているのは知っていましたか?
あまり意識してみたことないけど言われてみればって感じですよね。
これは、コンセントからプラグが簡単に抜けないために穴が空いています。
プラグを最後まで差し込むと、コンセント内部にある「ボッチ」という突起がこの穴に入るようになって抜けにくくしてくれます。
普段使っている、なんてことないコンセントにも色々工夫が施されているなんて、ちょっとびっくりしませんか?
次使うときはじっくり見てみてください。