蝶は綺麗でかわいい!蛾(ガ)は汚くて気持ち悪い!
なんてイメージありますよね。
私も蛾は苦手なんですが、実は生物学的に見て蝶と蛾の違いはないそうです。
日本では蝶と蛾は区別されていますが、世界的に認められていません。
現にフランスでは全く同じ生き物として認識されています。
これは海外の蝶と蛾の区別がつきにくいためだと考えられます。
日本だと結構分かりますよね。
具体的にどういった違いがあるかと言うと…
まず、蝶は羽の模様が綺麗です。
蝶は視覚に頼って生きているので、異性にアピールするために色鮮やかな綺麗な羽になっています。
飛び方がひらひらとしているのも綺麗な羽を見せるための自己アピールですね。
そのため、活動時間は基本的に綺麗な羽が見える昼間で、夜は動きません。
夕方ぐらいから眠りにつきますが、休むときは羽を閉じてとまります。
一方、蛾は羽の模様が地味です。
これは蛾は視覚に頼らないからです。オスはフェロモンを出しながらメスを探すので、羽根を鮮やかにする必要がありません。
そのため、昼間ではなく視覚を必要としない夜に活動するものが多く、休むときは羽を大きく広げてとまります。
ですが、中には地味な羽の蝶もいたり、昼間に活動する蛾もいます。
なので「羽を閉じてとまるか」「羽を広げてとまるか」で区別すると1番確実でしょう。
ちなみに英語圏では蝶をバタフライ、蛾をモスと呼んで区別しています。