犬がハァハァするのは口呼吸ではなく体温調節のため 雑学:口呼吸と鼻呼吸の両方ができるのは人間だけ

犬
実は、口呼吸と鼻呼吸の両方ができるのは人間だけです。

犬や猫をはじめ、他の動物たちは基本的に鼻だけで呼吸しています。

私たち人間が両方できるので、それが当たり前だと思いますよね。

しかしこれは、人間が特別なだけなんです。

ではなぜ人間だけが口呼吸と鼻呼吸の両方ができるのか…

それは「気道」と「食道」が繋がっているからです。

軌道は空気が通る道のことで、食道は食べ物が通る道ですね。

この構造のおかげで人間は言葉を喋ることができます。

一方、犬や猫の動物はというと…

鼻は呼吸用で、口は食事用というふうに、「気道」と「食道」が完全に分かれています。
鳥や爬虫類もそうですね。

なので犬が、暑いときや走ったあとに舌を出して「ハァハァ」としているのは呼吸ではありません。

熱がこもらないように体温調節をしているだけなのです。

口から吸った空気は肺にはいかず、そのまま口から出しています。

走って疲れたから人間と同じように口から「ハァハァ」と呼吸を整えてるのかと思っちゃいますよね。

それにしても、動物たちは鼻がつまったら相当やばくないですか?

人間は鼻がつまっても口で呼吸ができるという保険がありますが、動物たちは鼻がつまった時点で下手すりゃ死にますよね。

私だったらそのプレッシャーに耐えられないかもしれません。

なので動物たちの鼻をふさいで遊ばないようにしてくださいね。

ちなみに、人間も赤ちゃんの時は動物のように鼻呼吸しかできません。

言葉を話し始める頃から、ようやく口呼吸ができるようになります。

また、おしゃぶりをくわえさせるのは「口呼吸より鼻呼吸を優先させるため」という目的もあるらしく…

実は、口呼吸ばかりしていると体によくありません。

人間も動物と同じように鼻呼吸の方が自然なのです。

いやぁでも、まさか人間だけが口呼吸できるなんて意外ですよね。
それに気道と食道が繋がっているから言葉が話せるなんて…

もしも、動物たちも口呼吸ができていたなら、生き物が喋れるディズニーみたいな世界になっていたかも知れませんね。

…。

ちょっといいかも。

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