簡単に言うとソーセージという大きなカテゴリーの中に、ウインナーがあるイメージです。
その他にもフランクフルトやチョリソーもソーセージのカテゴリーの中に存在します。
カレーライスの中にシーフードカレーやグリーンカレー、キーマカレーがあるのと一緒ですね。
ソーセージは豚肉や牛肉、鶏肉など素材は何でもありでそれを香辛料と一緒に腸などに詰めたものを言います。
ではウインナーはというと、細めの羊の腸に肉などを詰めるとウインナーソーセージとなります。
もともとオーストリアのウィーンで多く生産されていたためウインナーと呼ばれるようになりました。
日本で市場に出回っているソーセージのほとんどがこのウインナーです。
なのでウインナーは馴染み深いですよね。
基本的にどの動物の腸で包むかで名前が変わり、動物によって腸が違うため自然と大きさも変わってきます。
なので、豚の腸に詰めるとフランクフルトソーセージになり、牛の腸に詰めるとボロニアソーセージとなります。
ボロニアソーセージはこんな感じ↓
こんなに太いともうハムですね。
そう考えると、それぞれの動物の腸の大きさがなんとなく分かりますね。
しかし今では、ほとんどが人工的な腸に詰めて作っているので…
太さが20mm未満 → ウインナーソーセージ
太さが20mm~36mm未満 → フランクフルトソーセージ
太さが36mm以上 → ボロニアソーセージ
とソーセージの太さで名前が変わります。
ちなみに、チョリソーはスペイン生まれのソーセージで、みじん切りにした豚肉に塩やにんにく、パプリカを混ぜて腸詰めにして自然乾燥させて作ります。
辛そうな赤い色をしているのはパプリカを入れているからです。
なので実際には辛くありません。
日本でチョリソーが辛いイメージがあるのは、メキシコでアレンジされた唐辛子が入ったものが日本に伝わったからです。
また、サラミやカルパスはドライソーセージに分類され、水分が35%以下のものをサラミ、55%以下のものをカルパスと言います。
最後に魚肉ソーセージは日本のオリジナル商品です。
スケトウダラのすり身を調味料や香辛料と混ぜて練り合わせたもので、大正時代から日本各地で作られました。
もともとはソーセージをまねて作られたものです。